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那賀町の清流でおこすまちづくり講演会!
令和2年2月2日、徳島県那賀郡那賀町平谷「上那賀町福祉センター」でアユ及び効果的な魚道研究会主催の【那賀川の清流でおこすまちづくり講演会】が開催された。関心のある70名余りの方々が会場に集まられ、徳島県企業局、那賀町、上那賀漁業協同組合が協賛となり那賀町にぎわい推進課の主事佐々木英之様のご紹介で講演をさせて頂いた。
今回の企画を考案された発端は、昨年高知県で行われた【第22回清流めぐり効きアユ会、主催高知県友釣連盟】で那賀川支流の丈ケ谷が準グランプリを獲得された事がきっかけとなっている。【効きアユ会】には28都道府県から63河川のアユが出品され、6~7河川を1ブロックとして10ブロックのテーブルで、香り、姿、腹腸、味などを競い、総合で審査をした結果、初参加で【那賀川支流の丈ケ谷地域】が見事、準グランプリに輝いた。
峯田副町長の開会挨拶から始まり、徳島県企業局、木下企業局長。那賀町役場、坂口町長。徳島県県議会議員、杉本議員のご挨拶があった。「那賀川上流域の河川を活用したにぎわい創生について」は徳島大学院、社会産業理工学研究部の河口洋一准教授の講演が行われた。
河口先生はパソコンを駆使され、分かりやすく説得力ある説明だった。カナダでは父親は仕事が忙しいため、お爺さんが孫に釣り方を教えると同時に釣りのマナーや河川や海の環境を守り子供の時から自然を楽しんでいるらしい。日本ももっと子供達に釣りを教える環境と機会を多く作る事が出来れば、釣り人口も増えることだろう。
岐阜県、和良川へ学生さん達と出掛けたときに、和良鮎を食べたいと冷凍した1匹のアユの値段を聞くと何と3,000円もする高価なものであった。こんな高級なアユは食べられないが、グランプリを何度も獲得した日本一美味しいアユと分かれば食べたくなり学生達と一緒に頂いたようだ。
【15回 清流めぐり効きアユ会】にも参加されて居り、その時の映像を紹介して頂いた。地域の川を守り、綺麗したいと始めた内山理事長さん、この会も昨年で22回目となり参加者されたのは320名、申し込み者の数は470人も居られ魅力ある素晴らしいイベントである。
私は釣り人の立場で1時間講演をさせて貰った。釣り場によっては、竹や木の枝が伸びて竿を出しづらい場所も多くあり、釣るポイントも狭く釣り人は敬遠してしまう。多くの釣り人に来て頂くためにも伐採して仕掛けの絡みもなく楽しめる釣り場になれば嬉しい限りである。7月1日の那賀川上流の解禁は天候不順もあって釣行する日も少なく、地球温暖化の影響もあり那賀川上流地区も解禁日を6月1日してほしいと多くの釣り人は思っている。
那賀川全体の河川が6月1日に解禁されれば、初期は丈ケ谷、海川、木頭地区で美味しいアユを釣り、後半は下流地区で尺アユが楽しめる。一昨年も下流でコロガシだが1日に尺アユを何匹も釣った人も居り、大物狙いの方も増えて年券も沢山売れるだろうと締めくくり講演を終了させて貰った。