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5魚種制覇・V34 頂点への道程 山元八郎 連載③

25歳のときに、仕事関係のお客さんに誘われ「徳島つろう会」の62人目の会員となる。初めて大会に参加したのは那賀川でのハエ釣りであった。周りの釣り人は、大先輩ばかりなので緊張していたら何人かの方が声を掛けてくれ、緊張も解れ大会のルールの説明などを真剣に聞いた。先輩の殆どが股下までの長靴を履いて川に立ち込んで釣っていたが、私は、長靴を持っておらず河原から釣りをしていたが運よく準優勝することが出来た。この大会は、徳島県釣連盟の予選を兼ねていたので、始めて徳島県釣り連盟大会にクラブ代表で出場させて貰った。

 

 

 

 

大会は吉野川の中流で開催され、4台のバスに各30数名が分乗し、それぞれの区域に分かれ希望する場所で降りた。寄せエサのダンゴや竿、仕掛け、弁当など入れたリックサックを担いで釣り場に向かう。広々とした吉野川に膝下の長靴で立ち込み、数カ所のポイントを釣り上げ、4位に入賞をして胴バッチを貰った。クラブの事務局に報告すると、胴バッチは1点、優勝をすると銀バッチで5点を獲得出来る。合計15点になれば、名人位の称号を貰える事を知り、翌年の吉野川でのハエ釣り大会は、何度も下見に行ったお陰で優勝する事ができた。

個人、団体優勝をすることが出来た。

 

ある時、徳島新聞主催のハエ釣り大会、四国放送の釣り番組の釣り番組や、連盟などの色んな大会で優勝を重ねているうち、人の2倍、3倍も毎回釣れるはずがないと言う自分の釣果の噂話を聞いた。

「彼奴は怪しいぞ?!」と、釣連盟の役員が、なんと大会当日に本当に釣っているのか後方から双眼鏡で確かめていたそうだ。その大会でも手返しの速さや無駄のない場所変わり、道具の工夫などを実際に確認してからは、あれなら本当に釣れるだろうと皆が納得をしてくれた。

 

牟岐大島の磯でクラブのグレ釣り大会があり、上手な先輩の釣り姿を横で見ながら同じように釣り座を構え真似をするように心掛けた。マキエは間断なく撒くと教えて貰っていたが、今までは一度に大量を撒き、次を撒くのに時間が長かった。魚を掛けると竿を立てろと教えて貰っていたものの、これも不十分でバラスことが多かった。ところが先輩は、一投毎に少量のマキエを繰り返し撒き、魚を掛けてのやり取りは強引ではなく、竿の角度やリール操作の繰り返しで良型グレを次から次に取り込んでいた。

 

今まで自分がイメージしていた釣り方とは全く違うが、その人と同じようにしていると、40センチ~45センチの良型グレを6匹も仕留める事ができたのだ。

「百聞は一見如かず」「目から鱗が落ちる」で一気にグレ釣りがワンランク上達した釣行であった。

もし、その先輩と同じ磯に上がってなければ、まだまだ良型グレにはお目に掛っていないだろう。上手な人を真似て同じ仕掛けで同じ様な釣り方をすることで技術を習得し、さらに自分の経験を生かせば一気に釣りは上達するのである。これは何事にも共通する、上手い人の意見を聞き真似る「素直なこころ」を持ち続けることかも知れない。

 

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