繁体中文

PRO YAMAMOTO_株式会社山元工房

PRO YAMAMOTO_株式会社山元工房

TOP > ブログ一覧 > 5魚種制覇・V34 頂点への道程 山元八郎⑪

ブログ
Blog

5魚種制覇・V34 頂点への道程 山元八郎⑪

ダイワ・グレマスターズの第2回~5回の大会を4連覇したことで、テレビや釣りビデオ、釣り雑誌、原稿執筆などで広く知れ渡り、プロ山元ウキで同じ仕掛けで釣り方を真似する釣り人も多くなってきた。さらに私も50歳を迎えると、体力、視力、手返しなどが衰え気味となり、その頃の3年間はタイトルが取れず優勝から暫らく遠のいてしまっていた。

 

W合金ウキ誕生!

ウキのオモリは、真鍮が水1に対して7,5倍、鉛は10,5倍、タングステンは18倍である。比重が重いタングステンをオモリとして入れることは出来ないかと思案をしていた。オモリのメーカーを探しあてて頼み込んで作って貰うことが出来るようになった。すると同じ大きさで同じ浮力なら小さく仕上り、飛距離、潮乗り、安定度、感度が良くなり釣果は倍増した。新製品のウキを【W合金-18】と命名し、タングステンがオモリの最高級品のウキが完成する。喰いが渋い時ほど魚の喰い込みは抜群で、釣果は一段と向上し、タナプロ仕掛けと併用してからは、さらに鬼に金棒となる。

 

W-18合金 Sタイプ、Rタイプ、Eタイプの3種類がある。

 

あ・なるほどハリ外し誕生!

また、フカセ釣りで最もロスタイムの作業は、ハリを飲み込まれたときのハリを外す時である。ハリを奥まで飲み込まれると、ハリスが切れることもありヨレが出来て結び直しをしなければならない。ハリケースからハリを指で摘み出し、ハリを結んでしっかり締め残りのハリスを切りエサを付けるまでに早い人でも40秒以上は掛かる。釣れている時間帯だけに、ハリを結ぶ時間と手間はトーナメントでは致命傷にもなり、数釣りの試合では釣果に影響してくる。また、魚を触った手で急いでハリを結ぶと、すっぽ抜けや、結び目が廻り掛かった魚をハリ外れで逃すトラブルがある。外道や規定サイズ以外の魚も多く掛かれば、ハリ結びに貴重な時間が費やされる。ハリ外しも色々と種類があるが、もっと簡単に正確に外せる物は出来ないかと、試行錯誤を繰り返した結果、完成したのが【プロ山元 あ・なるほどハリ外し】である。

ハリスを通して魚の口の中に突っ込むだけでハリを外せ、二度とハリは口に掛からず、ハリは輪に付いて、すぐにハリを掴めてエサを付ける事が出来る。飲まれたハリも瞬時に外せ、手返しは断然早くなると同時に、気持ちの上でも余裕が出るようになった。【タナプロ仕掛け】【プロ山元ウキW-18】、【あ・なるほどハリ外し】を武器に大会に挑むと思わぬ結果が現れたのである。平成12年大分県鶴見で開催された【オールジャパン・ロイヤルグレカップ】、福井県で開催された【福井グレカップ】。愛媛県宇和島市では【JFT・グレ釣りトーナメント】、【グレ釣り王座決定戦】、長崎県五島列島【ダイワグレマスターズ】と5大会を全て優勝する快挙となった。

 

屋久杉で作られた貴重なトロフィー

 

今回もご覧頂き有難うございます。

Facebookをご利用の方は、弊社Facebookページ

PRO YAMAMOTO』に、いいね!をクリックして下さるとタイムラインでご覧頂けるようになります。

宜しくお願い致します。

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

ブログ一覧へ