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PRO YAMAMOTO_株式会社山元工房

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5魚種制覇・V34 頂点への道程 山元八郎⑫


徳島新聞社カルチャーセンター【初・中級者の磯釣り講座】開始

2001年(平成13年)、徳島新聞社のカルチャーセンターより、新講座【初・中級者の釣り講座】を10月より依頼された。釣りを始めたくても、どんな道具を揃え、釣り場所の選択や、仕掛、釣り方も全く分からない人も多い。また、何度行っても魚が釣れず教えてくれる人もなく、いつまで経っても上達しない。これは私自身の経験でもあり、魚が釣れる楽しさを皆に教えたいと引き受けることにした。

 

月2回の釣行とカルチャーセンターでの講義を1度受講者の方に受けてもらうシステムになっている。参加者は楽しみにされて居り、釣行の予定日に取材が入っても講座を最優先しなければならない。しかし全国大会などの延期によって急遽変更する事もあった。釣りの経験が全く無い方が圧倒的に多く、竿、リール、クーラーなどの道具を揃えて貰うことからスタートする。実釣では仕掛けや釣り方、釣り上げた魚の取り込み方などを指導しながら、その人のレベルに合った釣りを磯、川、イカダなどで実践して楽しんで貰う。

 

磯の場合は2人か3人しか上がれず、1日に何度か磯変わりをしながらその時の状況を判断して仕掛け、マキエの撒き方、釣り方のアドバイスをする。

初心者だけに全く釣れ無い方も居るが、大半はエサ取りにサシエを取られている。マキエワークでエサ取りを交わして沖や潮下を狙って貰うと、ヒットすることもよくある。釣りは釣れてこそ面白く感動できるものである。夕食が自分の仕留めた魚であれば、自慢話と共に家族にも喜んで貰える。

徳島新聞社カルチャーセンター【鮎釣り講座】開始

2001年(平成13年)6月より鮎釣り講座を開始した。アユ釣りは道具が全く異なり、一般的には敷居が高い川釣りである。しかし大手釣りメーカーのダイワより釣り具一式を貸出てもらい、気軽に体験して貰うことにした。鮎釣りは、まず一番にポイントであり、オトリが元気であればハリさえ早めに交換していると掛かってくる。実釣の日程を3回以上行えば釣り方も分かり、アユ釣りの魅力にハマり毎年、10~18人が新しく道具を買い揃えてくれた。ただ、鮎釣りが始めての受講者が多く居れば私1人では無理なので、数人に講師をお願いし手伝って貰いながら教えていたが、令和元年3月、70才を迎え18年間継続した人気の講座を終了することにした。

 

釣具店より講習会を依頼されることが多かった。当時、何ヶ所か磯を見廻っていると、2番目の磯では釣り開始後すぐにグレは何匹か釣れてが、其の後エサ取りが多くて誰も釣れなくなり、せっかく山元名人がいるのに釣れないと言う。マキエを撒くとオセンが沖合までワンサと居り、グレのタナまで届かないのだ。しばらくは仕掛けを入れず大量のマキエでエサ取りを手前に寄せて置き、沖にオセンが居なくなった隙に狙うと入れ食いとなり、参加者も驚きを隠せないようであった。

 

高知県の釣り具店主催の釣り大会で、大きな磯で私を含めて8人が竿を出したが、潮が動かずエサ取りさえ誰も釣れなかった。これでは厳しいと判断して午前11時に竿を仕舞い雑談して時間を過ごしていると、渡船が迎えに来る30分ほど前に潮が動き出したのだ。慌てて仕掛けを作り狙うと何とグレを2匹掛けることが出来たことは今も鮮明に覚えている。。グレ釣りは潮を見る事が如何に重要だと、その時の状況が今も語り種になっているようだ。

 

2000年(平成12年)12月より日本経済新聞夕刊【旬を釣る】の原稿の依頼があり、毎週の連載を引き受けたものの、月4回を釣行出来るのか不安もあった。同じ魚でも四季折々によって仕掛けや釣り方も異なるが、旬の時期は脂がのって同じ魚とも思うほど美味しい。釣行での釣果や肌で感じた事、食べ方など丸4年間も継続する事ができた。

日経新聞に連載。橋本さんのイラストは毎回素晴らしかった。

橋本幸規さんにプレゼントして頂いた。

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次回もお楽しみに!

 

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