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5魚種制覇 V34・頂点への道程⑮
64歳、ダイワグレマスターズ優勝!!
2012年、【第19回 ダイワグレマスターズ全国決勝大会】が愛媛県宇和島市日振島で開催された。ダイワグレマスターズの大会では6回の優勝経験があるが、その後10年間は優勝から遠ざかっていた。年齢的にも今回の参加が最後という意気込みで、万全な体制を維持して挑んだ。予選リーグでも厳しい試合となり、潮が動かず遠投すればウマズラハギがワンサと居り、近場にはオセンやベラなどの猛攻で1匹のグレがお互いに釣れずに苦戦を強いられていた。
エサ取りに交じり足元に30センチ程のグレが見える。この1匹を釣れば勝てると判断し、ウキをSタイプ00に交換する。ハリス1号、ハリ3号まで落としてマキエでエサ取りを一ヶ所に集め、その沖を狙うとウキがゆっくり沈み掛け合わすと掛かった。慎重にやり取りを繰り返して無事に取り込み勝ち上がる事が出来た。
決勝戦は大崎の地。選手や報道関係者の多くのギャラリーが見守る中で試合開始のホイッスルが鳴り響いた。磯際はオセンが多くてグレまでサシエは届かない。手前にエサ取りを集めておき、沖を狙うとキープサイズの27センチ前後がボチボチと釣れる。対戦者も同じ様に竿を曲げて居り油断は出来ない。残り時間が少なくなり、ハリス1,25号が絡んだが仕掛けを変える間もなく時間が経過しそのままで狙う。
そんな状況下、終了2分前に強烈な引きがあった。これを逃がすわけにいけないと、強引に浮かすとハリスが切れる恐れがあり、慎重に時間を掛けて魚を弱らせる作戦だったが大物だけに手強く何度も底に潜られる。残り数十秒で一気に勝負に出て取り込んだのは、45センチの良型グレでこの一匹のお陰もあり64歳でグレマスターズに返り咲くことが出来た。7度目の優勝は最も心に残る感動した大会となった。
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