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PRO YAMAMOTO_株式会社山元工房

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5魚種制覇 V 34・頂点への道程⑰

齢に応じた商品を開発!

40代後半までは、仕掛けの馴染み方や、ウキの浮力などがグレ釣りでは最も重要で極小ガン玉で調整していた。8号のガン玉1個を付けるだけで、仕掛けの馴染みが良くなり、マキエと同調しながら、サシエが安定して魚のタナまで届くので、違和感を余り与えずサシエを喰わす事ができる。5号、6号ではマキエより速くガン玉は沈み、魚の喰いが悪くまた不自然で食っても違和感で吐き出す。

 

50歳をすぎてからは、老眼はもちろん、指先の握力も衰えて仕掛け作りも手間取る様になった。特に小さなガン玉をハリスの付けるときには、何個も落すようになり、もっと正確に付ける方法は無いかと考えたが、すぐには思い付かなかった。極小のガン玉使いは中、上級者の悩みでもあった。

 

8号をハリスに打てば釣れると思っていても、ガン玉ケースから取り出す時にポロリと落とす。手に取った小さなガン玉の割れ目を探していても落とす。割れ目にハリスを入れて締めるときに、またポロリ。ガン玉を何度も落すと時間のロスとなり悔しい。そんなイライラが十数年も続いていた。ベストな仕掛けでグレを釣りたいという思いは人一倍強く、釣行の度に感じており、何か良い方法は無いかと試行錯誤を繰り返していた。

 

ガン玉は手に取って付ける事が当たり前だったが、指先で持つと割れ目が分かりづらく、ガン玉ケースの中で手に触れずに付ければと、発想を転換して取り組んだ。しかしながら頭の中で良いと思い作っても、なかなか商品化となると困難で何十個も試作したものの、納得できるものではなかった。それでも研究を重ねていると、より確かな方法を発見することが出来た。ガン玉ケースの中で6号、7号、8号の極小のガン玉でも手に触れずにセットが出来る。【ガン玉付け外し】は私にとっては大変苦労しただけにノーベル賞位の価値を持っている。

 

さらに、ガン玉を外す時も厄介な作業であり、歯で砕いたり、割れ目にハサミや先の尖った金属を差し込んで外していたものの、簡単には外せないしハリスに傷が付いていた。そこでガン玉を掴む先部分を鋭くして固定し、割れ目を上に向けて押さえ片方のツメで広げると簡単に外せることが解った。また、外したガン玉を再利用出来るので経済的にもメリットがある。

家で上手く出来ても現場では如何だろうかと、磯の上でわくわくしながら試してみると簡単に8号ガン玉も一発でハリスにセット出来た。取り外しも瞬時完璧にこなせる事ができる。厄介だった小さなガン玉の扱いも楽々作業が可能になり、ベストな仕掛けでグレ釣りを楽しめガン玉でのストレスも解消できた。

 

 

 

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